まず知っておきたい、2026年の最新事情
業界の「定番」が動いている
ピラティス資格の世界では、ここ数年で勢力図が変わっています。たとえば、かつて国内養成の定番として紹介されることが多かったBASIピラティスは、2026年6月時点で国内の養成窓口が公式サイト上で確認できない状態です(国内最大手のzen place系は、現在は独自資格とBalanced Bodyの養成が中心になっています)。
ネット上には数年前の比較記事も多く残っているので、情報の日付を確認することが資格選びの第一歩です(本記事は2026年6月時点の情報です)。
求人票はマット+マシンを求めている
取得後にスタジオ就職を考えるなら、先に求人の実例を見ておくのが近道です。たとえば大手スタジオのCLUB PILATESの採用ページには、マットとリフォーマー(専用マシン)両方の資格が必須で、STOTT・PHI・Balanced Body・Polestarといった大手団体での修了が望ましいと明記されています。
つまり「就職目的ならマシンまで」「まず教える経験を積みたい・副業ならマットから」という目安が、求人の実態から見えてきます。
資格の選び方、3つの基準
1. マットか、マシンか
道具を使わない「マット」中心の資格は費用が抑えめで始めやすく、リフォーマーなどの「マシン」まで学ぶと費用は上がりますが指導の幅が広がります。まずマットから始めて、必要になったらマシンを足すのが現実的な順番です。
2. オンラインか、通学か
働きながらならオンライン対応が現実的。実技を対面でチェックしてもらう安心感や、就職時の評価を重視するなら通学型が向きます。
3. 取得後にどう活かしたいか
「副業で教えたい」「スタジオに就職したい」「まず自分の学びのため」——ゴールによって必要な資格レベルは変わります。取得後のキャリアから逆算するのが、遠回りしないコツです。
主要スクール・資格の比較表(2026年6月確認時点)
| スクール・資格 | 学び方 | 費用の目安(税込) | こんな人に |
|---|---|---|---|
| MAJOLI(マット) | 完全オンライン | キャンペーン制(説明会で案内) | 働きながら手軽に1本目 |
| JAPICA(マットベーシック) | 通学(新宿・さいたま等) | 88,000円+入会金11,000円 | 費用を抑えて対面で基礎 |
| FTP(マットベーシック) | 開催校により対面+Zoom | 約18万〜23万円(開催校で差) | 短期間でマット資格 |
| PHI(Mat I/II) | 対面4日間(全国開催) | 254,100円 | 医療職・体の専門知識を活かす |
| STOTT(IMP=マット) | 認定センターで対面集中 | 約30万〜32万円 | 国際基準でしっかり学ぶ |
| Balanced Body(マット) | 全国26スタジオ+オンライン対応 | 350,000円〜 | 国際資格+国内大手の安心感 |
| zen place(マット+リフォーマー一体型) | 通学(全国主要都市) | セット768,250円〜 | 大手直営でマシンまで・就職直結 |
※金額は2026年6月確認時点の目安です。教材費・試験料・更新料が別のスクールもあるため、総額は必ず公式サイトでご確認ください。
タイプ別のおすすめ
まず手軽に1本目を取りたい人 → MAJOLI
完全オンラインで、動画コース(自分のペース)かライブコース(Zoomで短期集中)を選んで進められます。価格はキャンペーン制で時期により変わるため、無料の説明会で総額と日程を確認してから決めるのが確実です。
気になる点も書いておくと、実技を対面で見てもらう機会がないこと。スタジオ就職を目指すなら、取得後に対面のワークショップ等で実技を磨く前提で考えると良いと思います。受講者の評判と申込前の注意点はMAJOLIの口コミ・評判の記事にまとめました。
費用を抑えて対面で学びたい人 → JAPICA か FTP
JAPICAのマットベーシックは88,000円(+入会金)と最安級で、3日間集中の対面講座です。国内資格なので国際的な知名度は国際系に劣りますが、「まず教える基礎を対面で」という入り口には十分な内容です。FTPも比較的手頃ですが、開催校によって価格と形式が違うので、申込前に開催校の条件を確認してください。
医療・健康の仕事をしている人 → PHI か Polestar
私と同じ理学療法士など医療系の国家資格を持っている方には、PHIに分かりやすい優遇があります。マット資格を持っていなくても、リフォーマー(マシン)講座から受講できると公式に明記されているのです。リハビリの知識とマシンピラティスは相性が良いので、最短距離でマシン指導に進めます。
同じく医療職に人気のPolestarは「受講者の約4割が医療従事者」と公式に紹介されており、リハビリ専門のコースもあります(料金は公式サイトに記載がないため、説明会等での確認が必要です)。
スタジオ就職・本格的にやっていきたい人 → STOTT・Balanced Body・zen place
求人で名前が挙がりやすい国際系(STOTT・Balanced Body)や、国内最大手スタジオ網の直営養成(zen place)は、費用も学習量も大きい代わりに、就職・キャリアへの直結度が高い選択肢です。特にzen placeはマット+リフォーマー一体型で70万円台〜と高額ですが、全国150店舗の就職導線が魅力です。「働きたいスタジオの求人票」を先に見てから投資額を決めることをおすすめします。
失敗しないための注意点
- 料金は受講料だけで判断しない:入会金・教材費・試験料・更新料まで含めて比べる。
- 「どの団体の資格か」を確認する:同じ「ピラティス資格」でも、求人での通用度はかなり違います。
- 情報の日付を見る:養成窓口の変更・閉校・値上げが起きやすいジャンルです。古い比較記事を鵜呑みにしないようにしましょう。
まとめ
- ピラティス資格は「マット/マシン」「オンライン/通学」「取得後のゴール」で比べると選びやすい
- 手軽に1本目ならMAJOLI、費用重視の対面ならJAPICA、医療職ならPHI・Polestar、就職直結ならSTOTT・Balanced Body・zen place
- 金額は2026年6月時点の目安。最終確認は必ず公式サイトで
「そもそもヨガとピラティス、どちらの資格にするか迷っている」という方は、ピラティスとヨガの資格はどっちがいい?もどうぞ。
※当サイトは資格選びの参考情報をまとめたもので、健康効果を保証するものではありません。体に不調がある場合や医療的な判断が必要な場合は、医療機関にご相談ください。